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「運動療育」って実際どんなことをしているの?

2016.10.17

以前、発達障害の子供向け教育「運動療育」について書きましたが、今日は「運動療育」を取り入れている施設が具体的にどのような運動をしているのか、力の種類別にまとめてみました。子どもたちが自主的に知力や体力を付けるために、施設はどのような方法を取っているのでしょうか?
 

【1】ジャンプ力強化

ジャンプ

多くの子供は高いジャンプが大好きですが、発達障害を持つ子どもは関節が上手く使えなかったり、体幹が弱いことから技能的にジャンプが不得意です。まずは、膝をしっかり曲げて踏みこみをすれば、ジャンプができる!という感覚を掴ませることをしてあげます。
 
子どもを挟むように左右に2人の大人が立ち、手をつなぎながら走って踏み込みジャンプ!「ぴょーん!」や「ばーん!」擬音語をうまく使いながらどのようにジャンプするかを感覚で分かれせてあげます。1人でジャンプ練習をするときは、トランポリンを使うこともあります。





【2】有酸素運動

走る

主に「走ること」が中心です。体力や筋力をつけると同時に会話を取り入れ脳の発達を意識しておこないます。例えば「見に行こうかけっこ」は、具体的に走る目的地または目標物を明確伝え、行きたい!という気持ちを伴い行動を起こさせます。
 
どのようにして目的地まで行くかを大人が伝えていくと更に脳の発達につながるため「ココに行くまでに◯本の木をタッチしながら行こう!」と具体例を出してあげると、より脳を使うきっかけになります。また、子どもが途中で他のことに興味を持ってしまい、時折走るのをやめてしまうこともありますが、ここでは進行を止めても興味に付き合っていくことを大事にしています。
 
大人は、子どもの興味がそそる方向に一緒に付き合ってあげる中で、子どもにとって「楽しいこと」が自然と運動に繋がるようにしてあげるのです。





【3】バランス感覚

バランス

障害を持つ子どもは、片足ケンケンが不得意な傾向があります。しかし日常の中でつまづき転びそうになったとき、自分を身体を支える脚の力は必要です。そこで、遊びをしてたら勝手にケンケンができるようになっていた!という流れを作ってあげます。
 
例えば室内ではフラフープを床において輪っかを乗り越えるケンケン。外では縁石を上手く使ってケンケンしながら前に進むなど、です。縁石ケンケンでは「縁石に片足でジャンプしようよ!落ちないようになんとかしようよ!」と誘いながら、子ども自身が “落ちないことにチャレンジしよう”という興味を持たせ、知らない間にケンケンの技能を習得する時間が作られることを狙います。





【4】支持力・回転系

鉄棒

学校に入ると、鉄棒やマット運動など、器械体操のような種目が授業で取り込まれてきます。筋力が少ないことからなかなかうまく行かずイライラしてしまうことも、小さなトレーニングを段階を追って踏めば少しずつ上達していきます。例えば鉄棒は、自分の身体が宙を舞う「回転」と棒を掴み身体を支える「支持力」が必要になってきます。
 
そこで厚めのマットの上を転がりながら視界がぐるりと回転する感覚を掴み、今度は実際の鉄棒にナマケモノのようにぶら下がって、逆さになる怖さに慣れていきます。「はい、豚の丸焼きの真似っこ〜!」と具体的な動物の真似をさせることで、子ども自身もイメージして取り組み易くなり、結果的に “鉄棒をする”という精神的ハードルを下げてあげるのです。
 
次第に鉄棒自体に興味を持ち始め、前回りや逆上がりの練習に入ることが出来ます。





【5】協調性を養う

協調性

「コミュニケーションをとる力」は、家族や友達と共存していくためにとても大切な力とも言えます。施設では先生の真似っこをしながらコーディネーショントレーニングを取り入れることが多いです。
 
例えば手と足、もしくは右と左で違った動きをしながら、いづれはスピードを出してリズミカルに動けるようにしていきます。脚をグー・パー・チョキにすることも十分な運動になりますし、何よりこれは声を出して取り組むことができるので、互いを意識しながら会話に繋げることが出来ます。





【6】記憶力など学習する力

学習

運動療育は、体を動かすことで学習能力を高める力があります。以前も載せましたが、分かりやすいのでこちらの動画を御覧ください。

運動の間に「数を数える」「色を分ける」「時間を見る」「話を聞く」など、数字や言葉を介して自然と学習をする流れを持っていきます。障害を持つ子どもの中には、筋力や体力が弱いだけでなく、その場でじっとしていられない子や、記憶することが難しいと言われる子もいますので、遊んでいる感覚の中でたくさん脳を使い、自然とできるようになることを増やします。
 
できるようになることが増えれば、社会にも溶け込みやすくなり、子どもたちも自分の気持ちを表現することが上手くなっていきます。





【まとめ】

 
施設での取り組みは「身体を楽しく動かす」ことを目的とし、子どもの「興味関心」や「感情」を大切にしていることが分かりました。何についてもそうですが、“できない!” という感情は、いづれ “やりたくない!” という感情に変わってきます。“できない!” ではなく、“楽しいからもっとやりたい!” という感情を上手く持たせることで、自然と技術が身についているように見えますね。
そうそう、調べる中で実際にエアーマットを使用している施設がありました<!!バネの入ったエアーマットは分厚くふわふわしていますし、ジャンプ力を強化するのには、もってこいですもんね。長さがあれば、寝転がって長い距離を転がることもできますし、運動療育でも取り入れるには、旬なアイテムだと思います。エアーマットについて聞きたい方は、おさるの森まで連絡してください(^^)
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引用させていただいたサイトさん
一般社団法人日本運動療育協会( SPARK協会 )
こどもプラス大阪
運動療育クラブのあ堺北
放課後デイサービス運動療育バード
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